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3期続いた現市政への評価のほか、浦添西海岸への那覇軍港移設の問題などが争点に位置付けられます。

任期満了にともなう浦添市長選挙がきのう告示され、新人と現職による一騎打ちの構図となりました。

任期満了にともなう浦添市長選挙に立候補したのは届け出順に、無所属の新人で市民団体の世話人、里道昭美さん、無所属の現職で4期目を目指す松本哲治さんの2人です。

今回の選挙では3期続いた現市政への評価のほか、浦添西海岸への那覇軍港移設の問題などが争点に位置付けられます。

無所属・新人の里道昭美候補は「子ども達がこの海が無くなることを知らないんです。この子ども達が大人になったときに軍港の海を渡すわけにはいかないじゃないですか」と訴えました。

市政野党側の候補者擁立が難航したため選挙直前に急きょ出馬を決めた里道さん、那覇軍港の移設先となっている浦添西海岸を守る活動を行う市民団体の世話人を務め、今回の選挙でも那覇軍港の浦添移設反対を重点的に訴えているほか、給食費や高校までの医療費ゼロを公約に掲げています。

無所属・現職の松本哲治候補は「日本の繁栄の中に沖縄の幸せがあり、沖縄全体の発展のなかに浦添市の、浦添市民の幸福があると我々はもう一度市民の一人一人に語っていこうじゃありませんか」と訴えました。

今回の選挙は、3期12年市長を務めた自身への「信任投票」とも位置づける松本さん。市内に点在する福祉・地域活動拠点を集約した「福祉総合拠点施設」の建設や、市内の各高校の生徒会に55万円を予算化する事業などを公約に掲げ4期目を目指します。

浦添市長選挙は、2025年2月9日(日)投開票、2月3日からは期日前投票も始まっています。