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首里城再建に大きな役割を持つ鎌倉芳太郎を広く知ってもらおうと、県立芸術大学の構内にその功績を称える顕彰碑が建てられました。
鎌倉芳太郎は1898年に香川県三木町に生まれ、戦前に琉球の文化遺産調査を行った研究者です。焼失前の首里城や工芸品などを記録した通称「鎌倉ノート」や「寸法記」は首里城正殿の復元に大きな役割を持っています。
鎌倉芳太郎沖縄顕彰会波照間永吉会長「(鎌倉氏は)学者・文化人と深く交わり琉球の芸術文化の独自の美と価値に開眼」「先生の沖縄に寄せた心は今も生きていると思う」
式典には沖縄や香川県の顕彰会の会員や鎌倉氏の地元から伊藤良春三木町長らも出席して顕彰碑の除幕が行われました。
顕彰碑には香川県産の庵治石が使われ、書家・茅原南龍氏が刻銘。大学の構内・円覚寺側に建立されました。
香川県の顕彰会の会長・佃昌道さんは、「鎌倉芳太郎氏の偉大な業績が末永く語り継がれ次世代に引き継がれていくことを願っています」とあいさつしました。