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つづいては日銀那覇支店が発表した景気見通しについてです。去年11月の概況を分析し県内の景気は拡大基調にあり今後も拡大が続くということです。
日本銀行那覇支店によりますと個人消費は緩やかに増加していて11月の百貨店やスーパー全店舗で売上が7・6%増加しました。
月前半まで気温が上がり秋冬の衣料で販売が下がった一方衣料単価の上昇やブラックフライデーなどのセール開催に伴う客数の増加に対して食料品や雑貨品の販売件数が伸びたことで増加に転じたと見ています。
今後は政府の電気料金補助策が復活する一方ガソリン価格の上昇や食料品の値上げなどにより物価高の継続が見込まれ節約志向の動向と販売額への影響は「注視する必要がある」としています。
観光業は好調を続けていて11月の入域観光客数は17・8%増えて3カ月連続の増加となっています。主要ホテルの客室稼働率は前年を8・5ポイント上回る71・4%でした。
要因としては修学旅行シーズンがピークを迎え団体客の需要が好調、外国客は中国など一部の路線で減便があったもののクルーズ船の寄港数が増加全体としてアジア圏を中心に好調を維持しているという事す。
今後の見通しとしては1月以降は春節に伴う海外客の予約が順調でプロ野球のキャンプに伴う国内客の需要に期待の声が多いと話しています。
雇用と所得は緩やかに改善し有効求人倍率は前の月を0・03ポイント低下現金給与総額は増加しています。見通しに関わる金融面では11月の県内実質預金と貸出しが前の月を上回っていて日銀では目先の県内経済は拡大基調が続くとみています。