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きょうから小正月、ことしは年末年始のお休みが長かったせいで、お正月気分がまだ抜けないという方も多いかもしれません。りゅうぎん総研がまとめた2024年の振り返りとことしの展望をみていきましょう。

まずは去年の振り返りから。「国内経済は緩やかな回復の動き、県内経済は緩やかな拡大基調」と国内より県内経済の方がコロナ禍からの回復が早かったことが伺えます。

5つの項目で振り返ります。まずは「個人消費」です。りゅうぎん総研では「物価高騰が続く中、底堅い消費マインドや旺盛な観光需要にけん引され回復の動きが強まる展開となった」としています。(グラフ)百貨店・スーパーの売上を表したグラフですが、24年はぐーんと売上が上がっています。分析によりますと、食料品では買い物する商品の数は減って節約志向の高まりがみられた一方、ハレの日やイベント時に贅沢を楽しむ「メリハリ消費」の動きがみられたという事です。振り返ってみたら私も、誕生日や記念日などは美味しいもの食べたいと思ってプチ贅沢を楽しんでいた気がします。

続いては「建設関連」です。回復の動きが強まった年となり、公共工事では防衛関連や道路などの大型工事。民間工事ではホテルや商業施設などの大型工事があり堅調に推移したと分析しています。

続いてリーディング産業の「観光関連」です。20年からの観光客数の動向を見てみると1000万人に再び手が届きそうですね。国内観光客はコロナ禍前を上回る水準まで回復、外国人観光客も緩やかな拡大の動きとなり特に秋以降動きが一段と強まりました。確かに大型クルーズ船も毎日のように就航して国際通りなどでも外国人観光客の姿が戻ってきたなと感じましたね。

つづいては「雇用」についてです。経済活動がより一層活発化する中多くの業種で人手不足の状況が継続しました。一年を通して売り手市場が続きました。

一年の振り返り最後は「企業動向」です。企業の倒産は件数・負債総額ともに増加。円安による仕入れ価格の高騰や人件費の上昇分を価格に転嫁できない小規模零細企業やコロナ禍から立ち直れないコロナ関連倒産が目立った年でした。

ではここからことしの展望です。りゅうぎん総研がまとめたことし2025年の展望は「国内経済は回復基調が継続県内経済は拡大の動きが強まる」と見ていて去年よりもさらに景気が良くなる見通しとなりました。

県内景気拡大の理由としては県民の底堅い需要と外国客の需要、それに民間投資に再開の動きが強まる事を挙げています。確かに円安は続きそうですから外国からの観光客はまだまだ増えそうですね。