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視力に障がいがありながらも、全盲になるまで絵を描き続けた神居琉紀さんの作品を紹介する絵画展が那覇市で開かれています。
宮古島出身の画家・神居琉紀さんは、1941年生まれで幼少期より絵を描くことを好み、18歳で上京し独学で油絵を描き始め40代で緑内障を患いながらも、全盲になるまで絵を描き続けてきました。
会場では、広大な自然溢れる山梨や故郷を思い描いた宮古島の風景など神居さんが全盲になる前に描き上げた作品・およそ40点が展示・販売されています。
このうち、作品「暁の羊飼い」は、神居さんが20代のころに手がけた代表作で、羊飼いと羊の群れがあたたかな光に包まれる光景を流麗な細かいタッチで描いていて、平原を満たしている空気感まで感じられます。また、小さな光を大切に抱える手を描いた空間抽象画は、命の尊さや美しさを神秘的な色彩で表現しています。
絵画展は、2025年1月19日まで那覇市のタイムスギャラリーで開かれています。