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沖縄に責任を転嫁しているともとれる発言です。辺野古新基地の建設で国が大浦湾側の工事に着手してきょうで1年。中谷防衛大臣は工事が遅れている理由について「地元への対策のため」と発言しました。

政府は県に代わって大浦湾側の工事を承認する代執行を経て、去年1月に大浦湾側の工事に着手。ちょうど1年となったきょう中谷大臣は工事の遅れについて問われこのように発言しました。

中谷防衛大臣「いままで裁判とか地元の対策上で遅れた部分は時間がかかったかもしれない」

辺野古新基地をめぐっては軟弱地盤を固める工事の追加などで政府発表の工期が当初の5年から9年に伸びた経緯があります。

その軟弱地盤の工事についても政府は先月、海底に砂を敷く作業への着手を初めて発表しましたが、およそ7万本の砂のくいを打ち込む作業は始まっておらず、工事のさらなる遅れも想定されます。