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琉球王朝時代、江戸幕府へ使節団を送った「江戸上り」。その再現に取り組んだ人々を描いたドキュメンタリー映画が製作されることになりました。

「江戸上り」は17世紀から始まり、将軍や琉球国王が替わる度に江戸城などで座楽の演奏や舞踊を披露したものです。琉球王朝の滅亡と共に途絶えた江戸上りは、県立芸大の又吉静枝教授らによって衣装などが復元され、2007年には国立劇場おきなわで披露されました。

映画は、復元した江戸上りを160年ぶりに東京で披露しようとする人々の奮闘を描きます。制作予算はおよそ5700万円。監督の本郷義明さんは「琉球芸能の熱い血を受け継ぐ人々の姿を描きたい」と話していました。公開は2011年の春から夏ごろの予定だということです。