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沖縄の基地問題について学ぼうと18日から沖縄を訪れているアメリカの大学生たちが、20日に普天間基地を見学しました。沖縄で基地問題を学んでいるのは、ワシントンD.C.にあるアメリカン大学の学生など14人です。

20日は宜野湾市の嘉数高台などから普天間基地を見学し、市の職員から騒音被害などについて説明を受けました。

沖縄にあるアメリカ軍基地の存在はアメリカ本国ではほとんど知られておらず、学生たちは基地が住民の土地を奪って造られたという背景や住宅地に隣接する危険な状況を知って、ショックを受けた様子でした。

男子学生は「基地が市の中心部にあると聞いてもピンとこなかったけど、実際に見て、本当に町の真ん中に基地があって、とても怖い」と話し、女子学生は「アメリカ人として私たちは、ここでの基地問題についてもっと知る責任があると思ったし、できればそれを変えることができればと思った」と話していました。

学生たちは滞在中、沖縄の学生と交流したり、普天間基地の移設先とされている名護市辺野古などを見学して27日にアメリカに帰ります。