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10日は旧暦の1月16日、あの世の正月と言われる十六日祭が各地で行われる日です。那覇市では、十六日祭を行う風習が残る離島出身の人たちが、ふるさとに向かって祈る姿が見られました。
那覇市の西海岸、三重城には十六日祭に帰省できなかった人たちが訪れ、海沿いの岩場で線香を焚いたり、重箱いっぱいの供え物をしていました。そして、故郷の島の方角に向かって手を合わせ、祖先を供養していました。
このうち宮古島出身と言う男性は「妻の出身が渡名喜島なので、1カ所に向かって手を合わせたあと、向きを変えてもう1カ所にと、両方に向かって手を合わせた」と話していました。
三重城を訪れた人は「故郷に帰れなくても祖先を供養する気持ちを忘れないため、毎年必ずここを訪れている」と話していました。