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17日から沖縄を訪れていた菅総理大臣は18日にアメリカ軍基地を視察、在沖アメリカ軍のトップと会談し帰任しました。
菅総理は18日朝、航空自衛隊のヘリで県内アメリカ軍基地を視察。普天間基地を始め嘉手納基地や北部訓練場、また日米合意で移設先とされた名護市辺野古も上空から視察しました。
辺野古海岸で抗議行動を展開したヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「完全なパフォーマンス。辺野古に（視察に）来た、沖縄に来たと国民にポーズを見せただけ」と話していました。
また午後には普天間基地を訪れ、在沖アメリカ軍のトップテリー・ロブリング四軍調整官に出迎えられました。四軍調整官との会談で菅総理は「日本とアジアの安全保障に務めて頂き敬意を表します。アメリカ軍の事件事故の防止と騒音の軽減もよろしくお願いします」と伝えたということです。
菅総理は帰任前に沖縄防衛局で会見を開き、今回の沖縄訪問について「まだまだ色々意見の違いやいろいろな見方の違いはありますけれども、丁寧にしっかりと議論を積み重ね、あるいは議論を進めていくことが出来る、そういう訪問になったとすることが出来た」と述べました。
今後沖縄側との議論を進めたいと語った菅総理ですが、今回の訪問内容は政府との県との隔たりを改めて浮き彫りにした結果となりました。