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事件発生時、目撃者の話を参考に制作される捜査用の似顔絵、その講習会が2024年12月9日那覇市で開かれました。

この講習会は、似顔絵作成の技能向上を目的に、毎年開催されていて、警察官34人が、2人一組でチームに分かれ目撃者役と似顔絵制作者として臨みました。

警察庁が任命する国内に2人しかいない、捜査用似顔絵の広域指導官である県警の安里秀明さんが講師となり受講者に「目撃者から犯人の特徴を丁寧に聞き取る力が大切」だと伝えると参加者は、より本物に近い似顔絵になるようペンを走らせていました。

捜査用似顔絵講習の実技様子で目撃者が「前髪が分かれてて輪郭が隠れている」と伝えると制作者から「七三分けみたいな?」と話すと「左側の方が髪の束が多い」と目撃者が答えました。

那覇警察署の謝花あおい巡査は「自分が見たものをどうやって言葉にしようというのが難しかったので、描くときは相手がどのように感じたか聞く大切さが大事だと思いました」と話しました。

講習会の内容は、各警察署で共有し、今後の捜査に生かすということです。