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連日お伝えしている特殊詐欺による被害ですが、こちらをご覧下さい。これはある書面を拡大したものです。逮捕状と書かれた紙には住所や氏名などを記載する項目があり、司法機関の押印もあって思わず本物と思い込んでしまいそうです。
しかし、この逮捕状は全くの「偽物」です。
県内ではこうした偽物の書面を使った特殊詐欺事件が相次いでいます。特殊詐欺はとても巧妙で誰でも被害に遭う可能性があります。県警によりますと今年県内では特殊詐欺事件が146件発生、そのうちニセの警察官を語った特殊詐欺は29件、被害額は1億1100万円にも上ります。
こうした特殊詐欺被害に遭わないための対策について改めてお伝えします。
まずは「警察が逮捕状をSNSで見せることはない」ということです。逮捕状は原則として警察が直接容疑者に示して身柄を拘束するための書面です。騙されないで下さい。
さらに「警察が電話で金銭を要求することは絶対にありません」偽物でも急に逮捕状を見せられたら誰でも動揺すると思いますが、だからこそ「相手の指示に従う前に警察に相談」して下さい。
不審な電話は必ず詐欺を疑うようにしましょう。決して一人で判断せず家族や知人に相談をして下さい。特殊詐欺の手口を知り被害を少しでも減らしていきましょう。