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戦争遺跡としては初の指定になります。79年前の沖縄戦で旧日本軍の指揮の中心となった第32軍司令部壕が県指定の史跡になることが発表されました。
第32軍司令部壕は79年前の沖縄戦を指揮した旧日本軍が首里城の地下に造ったもので県は現在、保存公開に向けた検討を進めています。
玉城知事は、28日の会見で11月29日付けで第32軍司令部壕を県の史跡に指定することを発表しました。県の史跡指定は、56件目となりますが、沖縄戦の戦争遺跡が指定されるのは、今回が初めてです。
玉城知事は「来年は戦後80年の節目にあたり、戦争体験や教訓の風化が懸念される中で、戦争の不条理さ、残酷さ、醜悪さを知るとともに、平和の尊さを伝える重要な遺跡でもある」と述べました。
指定の意義については、「活きた教育教材として活用できる観点からも指定できたことは有意義な方向性につながる」と述べました。
今回指定されるのは、第2坑道と第3坑道、そして第5坑口および坑道の一部となっていて県は今後、調査などを進め残りの部分の指定も検討していくとしています。