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つづいては、経済活動のあらゆる面に影響を及ぼす人口動態統計についてお伝えします。この調査は「出生」「死亡」「婚姻」「離婚」などの実態を明らかにするため、厚生労働省がまとめたものです。

沖縄県に関するデータを見ていきます。2023年の人口動態統計7つの項目を前の年と比較したものです。それによりますと出生数は減少、死亡数は増加、死因は悪性新生物いわゆる「がん」が1位。出生数と死亡数の差自然増減数は減少。妊娠後22週以降に亡くなった死産は増加、婚姻件数は減少、その一方で離婚件数は増加となりました。

では具体的に見ていきます。「出生数」は1万2549人で前の年より1045人減りました。出生率は8.7で全国の6と比べると2.7ポイント高くその順位は50年連続1位となりました。沖縄では41分53秒に一人赤ちゃんが誕生している計算です。

「死亡数」は1万5110人で前の年より56人増えました。34分47秒に一人亡くなっている計算です。死因の順位はご覧の通り。1位は悪性新生物、2位は心疾患、3位老衰と続いています。

婚姻と離婚の件数はこちら。婚姻件数は6316組で前の年より230組減りました。人口1000人あたりの婚姻率は4.4。全国第4位となっています。一方、離婚件数は3170組で、前の年より83組増加し離婚率は2.2と21年連続で第1位、2時間45分48秒に1組が離婚している計算です。

これらのデータは労働力の変化や経済成長に関わってくるため、国全体の政策や企業戦略にも影響を与えそうです。