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2016年に名護市でオスプレイが墜落した事故について、防衛省の見解と異なる「墜落」と表記された自衛隊の内部文書が見つかったことについて、中谷防衛大臣は、「防衛省の評価ではない」と強調しました。

2016年12月、名護市安部の沖にアメリカ軍のオスプレイが墜落した事故を巡って、防衛省は、これまで墜落ではなく「不時着水」の見解を示しています。ところが、防衛省への情報公開請求でQABが入手した事故機の救難活動に参加した航空自衛隊の内部文書では、事故について「墜落」と表記するものがありました。

中谷防衛大臣は、11月5日の会見でこの内容について問われ、次のように述べました。

中谷防衛大臣は「ご指摘の文書は恐らく部隊が作成した内部文書だと思われますが、防衛省として事故の評価をしたものではありません」と述べました。

中谷大臣は、航空自衛隊の部隊が文書で事故について「墜落」と表現した経緯については「確認している」としました。中谷防衛大臣は「防衛省としましては、事故機は不時着水したものと認識しております」と述べました。

防衛省は、2016年の事故について意図して浅瀬に不時着したことなどを挙げ「不時着水」とする従来の見解を繰り返しました。