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終戦後、沖縄に滞在していたアメリカ兵がプライベートで撮影した、県内各地の住民の様子や風景などを集めた写真展が、中城村で始まりました。農村の風景や農作業の様子、たくましいうちなーんちゅの姿、戦後すぐの沖縄の姿日常が捉えられています。
この写真展は、アメリカ統治下の沖縄に1947年から2年間、空軍の弾薬検査官として勤務したハートフォード・テューン氏がプライベートで県内各地の様子を写真や映像に収めたものを展示しています。
琉米歴史研究会理事長・喜舎場静夫理事長は「これが一番印象に残るのはね、この子どもたちが親もいない戦争のあと、飯もないご飯も少ないその時に一緒にグループで力を借りてやっている姿ね」と述べました。
長年に渡り、貴重な資料などを収集してきた琉米歴史研究会の喜舎場静男さんが中城村にテューン氏が撮影した写真や資料、およそ4万点を寄贈したことがきっかけで写真展が実現しました。
今回は、写真や映像など200点が展示されていて地元の人たちが普段の生活で見せる表情など当時の息づかいが伝わってきます。
こちらは、テューン氏を歓迎する演舞を撮影したもので沖縄戦で全てを失いましたが、わずか数年で舞台や楽器・衣装などをそろえ本格的な公演だったことが伺えます。
中城村役場企画課・宮城早綾佳さんは「こんなにも表情が生き生きとして笑顔が戦後にあったんだ私もテューンが撮った写真を通してまた違ったうちなーんちゅをとても感動です。」と話しました。
中城村では、今回、寄贈された写真や資料をアーカイブにまとめる作業を行っていて情報提供を求めているということです。この写真展は、2024年12月2日まで中城村の護佐丸歴史資料図書館で開催しています。