大分で行われた高校野球秋の九州大会。きのう行われた準決勝の結果、なんときょう沖縄県勢同士の決勝戦が11年ぶりに実現しました。準決勝・決勝の模様をお伝えします。
準決勝第1試合は、大分代表の柳ヶ浦と初のベスト4・エナジックの対戦。エナジックは2回。2アウト1塁・3塁で先発ピッチャーの久髙 颯。自らを援護するタイムリーヒットで先制します。
対する柳ヶ浦は4回 1番沖縄市出身の島袋 二魁(しまぶくろ かい)。
柳ヶ浦 島袋 二魁(しまぶくろ かい)「沖縄のチームだったので絶対に負けたくない思いで試合に臨んだ。」
センター前ヒットで出塁すると、犠打や内野ゴロの間に1点を返します。3対2とエナジックが1点リードで迎えた8回。柳ヶ浦は名護市出身の#1宮城 介がマウンドに上がります。
2アウト2塁で打席にはこの試合先制点を叩き出した久髙 颯。レフトオーバーのタイムリーヒット。エースがバッティングで魅せ、4-2で勝利し初の決勝進出を決めました。
準決勝第2試合沖縄尚学の相手は福岡1位・西日本短大付属。沖縄尚学は1回1アウト満塁のチャンスを作ると5番 安谷屋 春空(あだにや はるく)。初球をレフトに運び先制点を入れると、その後打線がつながり5連打。3者連続のタイムリーヒットなどで大量8点を入れ、ビッグイニングとします。
その後8対1で迎えた3回。沖縄尚学は1アウト2塁で3番 比嘉大登(ひが たいと)がレフトへのタイムリー。
沖縄尚学 比嘉大登 選手「チームの勝利が一番大事なので自分の結果より1点ずつ取るという事をチーム内で話していた、それが結果につながったと思う。」
比嘉は5回にもタイムリーを放ち、追加点を入れます。今大会好調の比嘉は3打数3安打3打点の活躍。序盤から猛攻を見せた沖縄尚学が6回コールドで決勝にコマを進めました。