※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

続いては沖縄4区。本島南部の市や町、宮古・八重山を含む沖縄4区には自民党前職に対して前回4区で争った立憲民主党に加え日本維新の会やれいわ新撰組が無党派層の浸透に注力を注いでいます。

沖縄4区には届け出順に立憲民主党公認で新人の金城徹(きんじょう・とおる)さん日本維新の会公認で新人の山川泰博(やまかわ・やすひろ)さん自民党公認で前職の西銘恒三郎(にしめ・こうさぶろう)さんれいわ新撰組公認で新人の山川仁(やまかわ・ひとし)さんの4人が立候補しています。

立憲・新 金城徹候補「生活に苦しい人たちに手を差し伸べる。そのような当たり前のことが出来ない今の政治。本当に変えていかなければなりません」「私は問題解決には政権交代しかないと思っております」

衆院選・沖縄4区 候補者の訴え

維新・新 山川泰博候補「保育から大学まで大阪では無償化がスタートしているんです、大阪にできて沖縄にできないことはない」「沖縄にふさわしい教育の無償化を必ず実現させる、そして全国にも教育の無償化を広げていく」

衆院選・沖縄4区 候補者の訴え

自民・前 西銘恒三郎候補「強い沖縄経済を作る原点の一つに、第一次産業農業・漁業を含めて加工も含めていかにして所得を上げていくのか。今回の選挙の争点の大きな一つだと思っております」

衆院選・沖縄4区 候補者の訴え

れいわ・新 山川仁候補「南西シフト、ミサイル配備には一切妥協せず反対をしていきます」「離島格差がなくなるように積極財政支援を行いながら皆様方が今必要としている取り組みを進めていきます」

衆院選・沖縄4区 候補者の訴え

2021年に議席を争った前職の西銘さん、金城さんに加え山川泰博さんと山川仁さんの兄弟で争う構図となりました。

立憲民主党の新人、金城徹さんは1992年に自民党公認で那覇市議選に初当選、6期努めましたが辺野古新基地建設を巡りオール沖縄に参加、台湾有事や尖閣への領海侵犯などの影響により要塞化が進む南西地域の軍備増強を緩衝地帯にし政治家は戦争をさせないよう先頭に立つべきだと訴えます。

立憲・新 金城徹候補「(先島を)ミサイルでもって要塞の島にしていく、そんなことをして誰が喜ぶのでしょうか」「政治の仕事は、そういった緊張状態を解きほぐして沖縄そして宮古圏域八重山圏域、緩衝の地帯にして戦争をさせない、その先頭に立つべきだと思います」

日本維新の会の新人、山川泰博さんは琉球政府で立法議員だった祖父から「世のため人のために役立つ男になれ」との教えを実践し豊見城市議や那覇市議会議員を務めました。県民所得、貧困率の全国ワーストを脱却するには減税しかないと訴え消費税や社会保険料を減らすには維新の国会議員を増やしていくしかないと呼びかけます。

維新・新 山川泰博候補「私は今やるべきことは減税しかないんです」「消費税減税や社会保険料の減額そしてガソリン税の暫定税率の廃止それもしっかり盛り込みながら国会へ提出していますが、自民党公明党さんが減税したくないんです」「まず減税を私たちはするために日本維新の会の国会議員を皆さんの力で増やしていただきたい」

自民党の前職、西銘恒三郎さんは2003年初めて衆議院議員に当選を果たし岸田内閣の下復興大臣と沖縄担当大臣を兼務6期21年務めました。

西銘さんは、アジア地域においてロシアのウクライナ侵攻のような戦争は絶対に起こさない平和を守ることが自由な経済活動ができると、有権者に主張します。

自民・前 西銘恒三郎候補「ロシアのウクライナ侵略以降、アジアの地域では絶対に戦争状態を起こさない」「医療・介護・福祉いろんなサービスが平和の下でできます」「平和な状態の下を永続させて様々な自由な活動ができるように西銘恒三郎全力で頑張ってまいります」

れいわ新選組の新人、山川仁さんは豊見城市議を2期務め2018年オール沖縄の候補として豊見城市長選に出馬し当選、市長時代にはこども施策予算や福祉政策などを実現しています。物価高騰などの影響で生活に関わる話はれいわ新選組だけだとし、国からお金を取って国民に届ける社会を政治で作らなけれいけないと訴えます。

れいわ・新 山川仁候補「国民がいま地獄のような生活をストップするために大事なことは、まずお預かりした国民からの税金を底上げするために、返して経済を回していただける、そのような予算の組み方が必要です」「積極財政支援をしっかりと前々と進めていく」

物価高騰などによる生活困窮弱者への救済や所得向上先島に展開する南西シフト問題など山積する課題がある中本島南部や宮古・八重山を含む沖縄4区の候補者は残り3日間の選挙戦で有権者に支持を訴えます。