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住民を巻き込んだ沖縄戦の実相をあらゆる視点から考え、子どもたちに伝えたいと県平和祈念資料館で、子ども企画展「女性が見た沖縄戦」が始まっています。
比嘉鈴代記者は「こちらの展示室では、戦前戦中戦後を通して女性特有の被害・体験から戦争への憎しみ平和への決意を見ることができます」と伝えました。
戦場を逃げまどいお産をした女性の証言。「赤ちゃんを泣かすな」と責められどうすることも出来ず子どもの口をおさえた母親の絵。「死んだ母のお乳を手探りで探す赤ちゃんの話し」など資料や証言96点が女性の視点で捉えられています。
県平和祈念資料館の学芸員・仲地華さんは「沖縄戦で重要なのは沖縄県民が体験した証言なので、女性に視点を当ててみていくことで沖縄戦の実相というのがより分かるのではと思って展示しています」と話しました。
戦場について分かりやすい言葉で伝える子ども向け展示会「女性が見た沖縄戦」は、県平和祈念資料館で2025年1月26日までです。