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本島北部の貴重な動植物を密猟などから守ろうと国や県、警察などが一体となって合同パトロールを実施しました。

今回の合同パトロールは、ことし3月にヤンバルテナガコガネが密猟された事がきっかけで実施され、県の自然保護課や文化財課、環境省やんばる自然保護官事務所、それに名護警察署や4つの機関の職員らが集まりました。

先月28日の夜から翌日の午前1時にかけて、国頭村の林道をパトロールしながら不審車両がいないか確認しました。この日は特に不審な車両はなく、動植物の観察に訪れていた学生には注意を呼び掛けるチラシなどを配っていました。

県環境部自然保護課の東盛舞子さんは「沖縄島の北部は世界自然遺産に登録され、非常に生態系豊かな自然環境が整った場所となっている。こういった自然を次の世代に継承するためにも、貴重な動植物を守っていくために密猟などがないよう協力を呼び掛けたい」と話していました。

県の担当者によりますと、自然保護区のやんばるでは森林環境も良くなっているので、密猟がなくなれば貴重な動植物を守る事が出来るので、今後も監視カメラの設置やパトロールを実施するという事です。