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犯行には、16歳の少年も関わっていました。10月7日、那覇市に住む高齢男性が、役所や金融機関の職員と装った人物からの電話を信じ、キャッシュカードをだまし取られる詐欺事件が発生しました。

儀間純記者は「容疑者とみられる男がパトカーに乗せられていく様子が確認できます」と伝えました。

容疑者の身柄を確保したときの様子です。現場には、多くのパトカーや警察官が出動して物々しい様子が伺えます。詐欺の疑いで逮捕されたのは、那覇市前島の自称無職・名城輝星容疑者と住所不定・自称無職の16歳の少年です。

警察によりますと7日午前10時半ごろから午前11時50分ごろまでのあいだに、那覇市に住む70代の男性に市役所の職員を名乗る人物から「還付金の払い戻しがあり、その手続きのためにキャッシュカードを回収する必要がある」と電話がありました。

話を信じた男性は、自宅に来た男1人にキャッシュカードを渡しましたが、その後、不審に思った男性がカードを発行した金融機関に相談をしたことで事件が発覚しました。

警察は、男性のキャッシュカードが那覇市内のATMで使用されたことを割り出し、付近を警戒してところ名城容疑者と少年を見つけ職務質問を行いその場で、名城容疑者を確保しました。しかし、少年は走って逃げたため行方を追っていましたが、那覇市西町の路上で発見し警察官が取り押さえたということです。

少年が取り押さえられた現場は、住宅や工場が建ち並ぶエリアで目撃した人は、「若い男が物凄い勢いで走って逃げていて覆面パトカーの捜査員に取り押さえられていた。周辺でこのようなことが起きて驚いた」と話しました。

この事件で、現金数万円の被害が出ていますが、警察は、捜査に支障が出るとして認否を明らかにしていません。2人は、特殊詐欺グループの「受け子」「かけ子」とみられ、警察は今後、グループの実態解明を進める方針です。