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月桃の精油に更年期女性の抑うつ状態などを改善させる効果があることを研究開発を手がける企業が発表しました。
月桃の研究は商品開発に取り組む天然資源研究開発センターをはじめ、沖縄高専など産・学・官が連携して行っているものです。
実験は、更年期のうつ症状や緊張などの心理的要因により、頻尿症状を抱える女性40人に、本島に自生するシマ月桃と、大東島などに多いタイリン月桃から抽出された精油の匂いを嗅いでもらい、健康への効果を検証しました。
その結果、シマ月桃とタイリン月桃精油のアロマセラピーでは、睡眠や食欲の低下など抑うつ症状が改善されたほか、昼間の排尿回数の減少に加えて、残尿感や尿意切迫感の改善が確認できたということです。
天然資源研究開発センター禹済泰(ウ・ゼテ)共同代表「臨床試験でのエビデンスがあれば、今後、普及に広がっていくと思いますし、産業振興につながるかなと思います」
プロジェクトでは今後、新たな効能の試験も進めるなどして、国内外への販路拡大を目指すということです。