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今回の知事選で2期目を狙う仲井真さんはあいさつの冒頭で、まず経済対策について語りました。

仲井真候補「豊かで暮らしに不安のない美ら島ウチナーを作っていきたい」「産業振興・雇用の拡大しっかりやって参ります!農業・林業・畜産・水産、みんな大事です!しっかり応援して参ります!」

仲井真さんは、政府からの一括交付金や基地の跡地利用促進法の制定を求めていくと訴え、県内移設容認から県外移設の要求に立場を変えた普天間問題については、こう述べました。

仲井真候補「普天間基地の日米合意を見直しをしてもらって県外へ。日本全体で安全保障の問題は考えてもらいます」

一方、宜野湾市長を辞職して知事選に臨む伊波さんはおよそ10分間の挨拶のうち、7分以上を基地問題に対する訴えに費やしました。

伊波候補「今の政府の首脳達。その皆さんも米国の圧力に負けて、また沖縄に新しい基地を押し付けようとしています!」「私はぶれることなく、辺野古の新基地建設に反対し、埋め立てを認めることはありません!」

そして今回の選挙を、日米両政府に辺野古移設を断念させる闘いと位置付けました。

伊波候補「日米両政府相手の選挙であるということは、つまり沖縄県民と日米両国との闘いであるということであります。県民をあげて、この選挙を勝利し、私達県民の意志ををしっかりと日米両国ならびに世界に示していこうではありませんか」

そして、候補者の中で唯一、普天間基地の辺野古移設に賛成している幸福実現党の金城さんは、那覇市の前島で第一声をあげました。

金城候補「尖閣・沖縄を守るために普天間飛行場は辺野古への県内移設、これによって日米同盟を強化する。そして先島諸島へも自衛隊の配備を国に要請していく。こういう形で、県民のみなさまをまず守るということを訴え続けてまいります」