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2024年10月1日本島中部の介護施設で、駐車場にとめていた男性職員のバイクが盗まれました。防犯カメラには、バイクを手で押してその場を立ち去る男が映っていて、警察が盗難事件として捜査しています。防犯カメラが捉えたのは、周囲の様子を伺う帽子をかぶった若い男。その男が、駐車場からとめていたバイクを手で押して動かし、そのまま持ち去っていきました。

被害男性は「やられたと思い、どうしようかパニックになった」

2024年10月1日午前6時半ごろ本島中部の介護施設で男性職員が所有するバイクが盗まれました。男性職員によりますと敷地内に自分のヘルメットが落ちているのに気づき、不審に思って確認するとバイクがなくなっていました。

そこで職員が、防犯カメラを確認すると男がバイクを盗む様子が記録されていました。男は、焦っているのか途中でシートの上にあるヘルメットを落としても無視して進みます。バイクのエンジンをかける様子もありましたが、うまくいかなかったのか降りて手押しで立ち去りました。

男性職員は、警察に被害届を提出、移動手段がなくなったことで生活に大きな支障がでていて、とても困っていると肩を落とします。

被害男性は「ここに出勤する移動手段がバイクしかなくて、それがなくなってしまうと出勤するのも難しくなってくると思う。腹が立って、すぐにでも捕まえてやりたい気持ち」と述べました。

その後、関係者によりますと、2024年10月2日未明にバイクを盗んだとされる男の親族から連絡がありました。映像の男は、県内の男子高校生とみられていて、「バイクを元の場所に戻した」と話したということですが、いまだ見つかっておらず、男性のもとに返ってきていないということです。警察は、当事者に話を聞くなどして捜査するとしています。