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基地機能の強化が進む与那国島の現状を知ってもらおうと現地を調査した市民団体が那覇市で報告会を行いました。この報告会は、60を超える市民団体などでつくる沖縄を再び戦場にさせない県民の会が開いたものです。
報告会では、はじめに与那国町比川地区周辺に新たな港湾をつくる構想について、土木専門家で沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、国内有数の樽舞湿原など自然環境が破壊されることを懸念した上で「樽舞湿原は、硬い岩盤の上にできているため深さ10メートルの掘削はむずかしい」など技術的な問題点を指摘しました。
続いて、与那国町議会議員の田里千代基さんが登壇し、「町長の独断」で防衛体制の強化が進む島の現状を訴えました。与那国町議会・田里千代基議員は「戦争につながるインフラ整備の強化はこれ以上いらないと、一人一人が責任持ってやることが戦争を止めることになるのではと私は思っているところでございます」と述べました。
また、田里さんは、国の特定利用空港・港湾の候補として与那国空港の拡張及び新たな港湾の設置などについても強く反対しました。