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沖縄戦などで家族を亡くした遺族らが靖国神社に合祀の取り下げなどを求めている裁判で、遺族らは4日、第一審の判決を不服として控訴しました。

この裁判は、沖縄戦などで家族を失った遺族5人が「亡くなった家族が無断で靖国神社に合祀され精神的苦痛を受けている」として、合祀の取り消しなどを求めているものです。

先月26日、那覇地裁は「神社の合祀行為で遺族らの法的利益が侵害されているとは認められない」などとして遺族側の訴えをすべて退ける判決を言い渡していました。

この判決を不服として4日午後、遺族全員が福岡高裁那覇支部に控訴しました。

遺族の一人は控訴の理由について「今回の判決は、沖縄戦の悲惨さや援護法のからくりについてまったく触れていない」と話しています。