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2026年秋の完成をめざして再建工事が進む首里城正殿、2024年9月17日、県に寄せられた基金を活用し制作された木彫刻が木材倉庫に搬入されました。

「御差床龍柱」と「内法額木」は、首里城正殿2階の国王の私的な空間とされる御差床に飾る木彫刻です。「御差床龍柱」は、正殿の3対の龍柱の1つで高欄と呼ばれる欄干と一体になっています。

「内法額木」は、玉座の後方に設置される梁で中央の火焔宝珠に向き合う阿吽の龍「珠取双龍雲文」が彫刻されたおよそ14メートルの額木です。

2つの木彫刻は県に寄せられた基金を活用し制作された2024年9月17日、木材倉庫に搬入されました。

「内法額木」制作をした西武彦さんは「沖縄の人たちは首里城が誇りで魂を感じていると思う。(復元に)自分も携わって自分の友達でもある下村さんにも携わってもらって、そういう点では誇りに思う」と話しました。

「御差床龍柱」制作した伊波調さんは「全体の(龍柱の)フォルムの美しさであったり対比になっているポイントとかを感じて頂けたら良いと思います」と話しました。

納品された内法額木は、2024年11月下旬に御差床に取り付けられたあと塗装し、また龍柱は、今後、下地塗装を進める予定で設置は、2025年12月ごろになるということです。