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2024年9月17日旧暦の8月15日・十五夜でした。その日にあわせて五穀豊穣を願う伝統行事、「マストゥリャー」がきのう、宮古島市で行われました。

国の無形民俗文化財に指定されている「マストゥリャー」は毎年、旧暦8月15日・十五夜に行われる宮古島市上野野原地区の伝統行事で五穀豊穣を祈願していると言われています。

時折、雲の隙間から月が輝く午後9時半ごろ、会場の公民館には伝統衣装に身を包んだ男性たちが鐘を鳴らしながら掛け声とともに現れ、力強い棒踊りを披露。

そのあと、クバ扇を持った女性たちも現れ鐘の音や歌にあわせて優雅な舞を見せていました。

島尻宗則さんは「小さい頃は見る側でしたが、今は参加する側になって、ひとつひとつの演技のキレとか、どういうことを意識するのかを考えながらやると難しいものなので入念に練習することが大切だと思った」と話しました。参加者は、地域の繁栄を願いながら伝統の踊りを奉納していました。