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アメリカを訪問中の玉城知事は現地時間の9月11日午前、国務省・国防総省の日本部長と面談し、沖縄に駐留するアメリカ兵の相次ぐ性暴力事件に綱紀粛正や再発防止を申し入れました。

塚崎昇平記者は「玉城知事が先ほど入った、ワシントンのアメリカ国務省前です。きょうはアメリカ同時多発テロが起きた9月11日。掲げられている星条旗も半旗になっています」と伝えました。

玉城知事は、現地時間の9月11日午前、アメリカ国務省を訪問し、国務省のスナイダー日本部長、国防総省のパーク日本部長と面談しました。

非公開で行われた面談で、県側からアメリカ兵による性暴力事件の現状を伝え綱紀粛正・再発防止などを申し入れました。アメリカ側からは事件を「遺憾」とし、要請事項は共有していて「どのようにサポートできるか検討したい」と回答があったということです。

また県は、基地負担軽減に向けた協議に県を加えることなどを求めたほか、基地負担の軽減などを訴えるブリンケン国務長官とオースティン国防長官あての文書も手渡したということです。日程終了後の取材ではこのように述べています。

玉城知事は「日米安保体制が揺らぐことがないよう、地域との連携をしっかり図っていくようにとの発言が(米政府側から)あった。一定程度、事態の重要性と解決すべき課題についての対応は必要と、受け止めてもらえたと思う」と述べました。

9月11日、玉城知事はジョージワシントン大学での講義や討論会に参加し、嘉手納基地での戦闘機のローテーション配備や南西諸島の自衛隊配備などが議題になっていました。

玉城知事は、現地時間の9月12日からニューヨークに移動し、国連本部への訪問や県産品のプロモーション活動などを行う予定です。