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23日朝早く、嘉手納基地からF-15戦闘機と空中給油機が本国に向けて飛び立ちました。地元自治体の中止要請を無視した形での離陸に反発が強まっています。

アメリカ空軍によりますと今回はF-15戦闘機を新しい機種に交換するためと説明していて、空中給油機2機も続けて離陸しました。

嘉手納町役場の職員が離陸の際の騒音を計測したところ、2機目の戦闘機が飛んだ午前5時11分に96.7デシベルを観測、3機目の離陸の際にも90デシベルに達しました。

この事態を受け、嘉手納町議会は23日に臨時議会を開きました。この中で「アメリカ側は機種交換のための最後の未明離陸だと説明しているが、今後も訓練のために耐え難い爆音被害が繰り返される恐れがある」と指摘。その上で未明離陸の全面中止やF-15戦闘機の全面撤去などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。