つづいては、きのう告示された宜野湾市長選挙のニュースです。7月に亡くなった松川正則市長の後任を決める選挙で今月8日・投開票の「超短期決戦」のなか3人が立候補しました。
市政の「継承」か「刷新」か?オール沖縄勢力が推す候補と自民公明が推す候補による事実上の一騎打ちとなる公算です。
きのう告示された宜野湾市長選にはいずれも無所属で前市議会議員の桃原功(とうばる・いさお)さん、会社代表の比嘉隆(ひが・たかし)さん、元宜野湾市長の佐喜眞淳(さきま・あつし)さんの3人が立候補しています。
松川正則(まつがわ・まさのり)市長の急逝にともない実施され「超短期決戦」となる今回の選挙はオール沖縄勢力が推す桃原さんと自民公明が推す佐喜眞さんによる事実上の一騎打ちとなる見込みです。
桃原功候補(無所属・新)「市民が一番、暮らしが一番ということを念頭に、市政運営を見直していただきたいということで、今回急ではありますが、92項目の政策を発表させていただきました。」「皆さんの幸せのために私も走り抜けます。」
これまで宜野湾市議を8期務めた実績を強調している桃原さん。玉城知事を始め、オール沖縄勢力の支援を受けて選挙に挑みます。
今回の選挙では子育て支援のため、保育料や給食費など「4つのゼロ」のほかパートナーシップ制度の導入を重点政策に掲げています。
佐喜眞淳候補(無所属・元)「今回の選挙は松川市長の市政を継承するか否か、宜野湾市の発展を前進するか後退するか」「松川正則市長の市政を継続しようではありませんか」
2018年まで宜野湾市長を務め、松川市長にバトンを渡した佐喜眞さん。松川さんの遺志を受け継ぐため、自民公明の支援を受けての挑戦です。選挙戦では、「松川市政継続」を重点的に訴え、小中学生の給食費無償化や経済振興などを公約に掲げています。
宜野湾市が抱える大きな問題のひとつである普天間基地の問題については両候補とも速やかかな閉鎖・返還を求めるとの考えは同じですが辺野古への移設については、桃原さんは「反対」、佐喜眞さんは「容認」としています。
同じく立候補している比嘉隆さんは子どもへの新型コロナワクチンの接種反対を訴え、選挙戦に挑んでいます。宜野湾市長選は、きょうからは市内2カ所で期日前投票も始まり8日(日)は投開票です。