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今を生きる人たちに注目する「IMAGINEおきなわ」先月から那覇市で「みんなのおうち」をテーマにある活動が始まりました。

そこで子どもたちと地域を結びつけるものそれがこちらの「おからのみそどこ」です。ある女性の思いが詰まっています。

城間えり子さん「作り出すという仕事いいなと思います。今までやったことがないけど、みそを作っているというのがすごく楽しいですね。おいしくな~れと思いながら」

#IMAGINEおきなわvol.70 「おからみそどこ」が繋ぐみんなのおうち

捨てられるはずの「おから」が地域の絆を深めています。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「かき氷おいしかった人?」

子どもたちと笑顔で接するのが城間えり子さんです

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「私たちよりみんは今みんなにかき氷を食べてもらったりイベントをする、みんなのおうち・よりみんを運営しているんだけど、月曜日と木曜日いつもおみそを作っています」

Q.お味どうですか?近所に住む子ども「みその味が染みこんでる」子ども「おいしい」

#IMAGINEおきなわvol.70 「おからみそどこ」が繋ぐみんなのおうち

時にはみそどこを作ったり、時には子どもたちとイベントやゆんたくをしたり、様々な世代が集う場所として先月、那覇市に開所した「みんなのおうち・よりみん」城間さんは、社会福祉協議会の職員として認可外保育園の支援や子どもの居場所づくりなどに携わってきました。定年後に、ある思いを抱いたといいます。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「こういう居場所があることで地域がものすごくあったかく人と人とのつながりができていくんだなと、居場所支援をしていく中ですごく実感があったので。定年した後は自分でも居場所を作ってみたいなっていう気持ちがあった」

その思いから半年、気づいた時には居場所づくりに奔走する中で避けられない課題に直面しました。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「居場所を運営するにはやはり資金が必要で、その資金をどう調達していくか捻出していくかというのが課題だというのがよく言われていたので」

そこで、継続していくために取り組んだのが近所のものを使った「おからみそどこ」作り。(おから:永吉豆腐加工所 米糀・塩:仲宗根糀家)

#IMAGINEおきなわvol.70 「おからみそどこ」が繋ぐみんなのおうち

近くの永吉豆腐加工所へ食用のおからを仕入れにいくところから始まります。1丁の島豆腐を作るのにおよそ1.3倍のおからが発生するといい、お金を払って業者に引き取ってもらうこともあるそうです。

蒸したおからに仲宗根糀家で仕入れた米糀と塩を合わせたものを入れ、20分以上ひたすら混ぜ続けると。

比嘉盛人さん「そうするとこうやって塊になるんですよね」

こうして丸めたものを樽詰めし、3カ月以上熟成させます。一回で合わせて40キロの仕込みを2~3人で行っているんです。

比嘉盛人さん「作り方は中曽根直子さんにアドバイスいただいて、仲宗根悦子さんからも両方から」

今までやったことなかったみそどこ作りに城間さんが挑戦できたのはその行動に共感する人の存在がありました。実は!東京の百貨店などからラブコールを受けるほど人気な浮島ガーデンの商品と同じ製法で作っているんです。しかも、よりみんでは材料の一部を国産へと変えることでより手に取りやすい価格で販売しています。

#IMAGINEおきなわvol.70 「おからみそどこ」が繋ぐみんなのおうち

Q.自分たちの売り上げって気にならなかったんですか? 浮島ガーデン 中曽根直子さん「私たちが作っているおみそとは同じおから、みそどこっていう名前なんですけど、競合しているかもしれないんですけど見た目は全然意味合いが違う。それぞれの良さがあると思っています。特におからというのがSDGsという言葉で語られるように、それが少しでも食べられるっていう方向に持っていけたらいいな」

十年以上の付き合いだというふたり、城間さんがこうした場所をつくると聞いて中曽根さんの方から、おからみそどこ作りを提案したといいます。

浮島ガーデン 中曽根直子さん「城間さんの活動を見てきたし、そんな城間さんだからこそ、ここでお味噌を作って地域の人たちがここでお味噌を通して活躍できる・輝ける場というのが彼女だったらきっと絶対うまくできるというのがあったので」

周りの沢山の人に支えられて商品化にたどり着きました。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「一つの商品になった時には感無量で、涙ちょちょぎれるくらいのうれしさで」

#IMAGINEおきなわvol.70 「おからみそどこ」が繋ぐみんなのおうち

こうした活動などが地域に必要なものやサービスをつくる人を後押しする組合に認められ出資金などを受けられることになりました。

今は自力で運営するために月250個売り上げることが目標です!材料費や人件費を考えると利益は多くありませんが、それでもこの場所でこれからやりたいことが溢れています。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「妄想が暴走しているみたいな感じ。子どもだけじゃなくて地域の高齢者や子育て中のお母さんたちがここにきたらほっとできるなっていう場所にしていきたい」

おからみそどこのように素材の味を引き出し味わい深い場所になるため、城間さんはこれからも活動を続けていきます。

みんなのおうち よりみん 城間えり子さん「いろんな人がみそどこのように漬かる場所というのがいいなと思って、このおからみそどこも色んな野菜漬けてよりみんも色んな人に過ごしてもらう、使ってもらう、楽しめるな場所になったらいいなと思う」

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地域の居場所の多くはボランティア活動という側面があって、そういうものだとイメージしてしまいますが。

ゆくゆくは、おからみそどこ作りをするシニアの雇用を生む場にもしていきたいそうで、城間さんは自分たちの居場所の中で労働を生み出し運営していく第2・第3のよりみんのような場所ができてほしいと話していました。

さて、スタジオにはよりみんのおからみそどこで漬けたお野菜を用意しました!

中村アナウンサー「お野菜漬けたやつ、食リポお願いいたします」

玉城アナウンサー「おから味噌マヨの野菜スティックを!」「おからみそどこは、1パック1000円です。実際に、よりみんに行ってお買い求めいただくか、画面のQRコードを読み込むと、こちらからも購入できます」

また販路拡大中だそうで、県内の飲食店や小売店などでおからみそどこを販売したいという方いらっしゃいましたら募集中だということです!

以上、IMAGINEおきなわでした。


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