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沖縄を代表する柑橘シークヮーサーの皮に含まれる成分に、炎症や腫瘍の形成を抑制する効果があるとする研究成果が19日発表されました。研究成果を発表したのは琉球大学農学部の和田浩二教授と大分大学医学部の伊波英克准教授らのグループです。
教授らによりますと、シークヮーサーの皮に含まれる、「ベータ・カリオフィレン」と呼ばれる物質をマウスに投与したところ、炎症や腫瘍の形成を抑制する働きがみられたということです。和田教授らは今回の成果について、9月、すでに特許を出願したということです。
古くから民間療法として幅広く利用されてきたシークヮーサーですが、その効果を明らかにする一歩となりそうです。研究を依頼した沖縄科学技術振興センターでは、今回の成果を、今後、シークヮーサーを使った商品開発に活かしていきたいと話しています。