続いては全国高校総体の話題です。福岡市で行なわれた陸上競技で幅跳びと三段跳びの2種目に那覇国際高校3年・喜久里彩吹(きくざと・いぶき)さんが臨みました。
幅跳び、三段跳びと県の高校記録をもっている那覇国際高校3年・喜久里彩吹(きくざと・いぶき)。幅跳びでは力強い跳躍をみせますが、予選敗退。気持ちを切り替えて臨んだ三段跳びの決勝。試合前、いつも以上に緊張した表情を見せる喜久里。この日は笑顔がありません。
いよいよ競技本番を迎えます。後間(こしま)監督や家族が喜久里さんを見送ります。
監督「よしがんばるぞ!」
母親「がんばれよ」
1本目の跳躍12メートル20を記録、上々のスタートを切ったように見えましたが、大舞台での緊張からか2本目以降は、納得できる跳躍ができません。12メートルは超えたものの1本目を上回ることが出来ず結果は8位入賞。
喜久里選手「悔しいけど実力ですね。悔しい」「いろんな人に支えてもらって3位以内を目指してやって来たんですけど8位だったのでとても悔しい気持ちでいっぱい」「去年悔しい思いをしてここまで来れた。みなさんのおかげだと思います。感謝してもしきれないです。最高の夏でした」
周りへの感謝と悔しさを語った喜久里。すでに次の目標を見据えています。
喜久里選手「あとはもう上がるだけなので国体に(県代表で)選ばれたら次絶対にリベンジして今回達成できなかった3位以内絶対で表彰台に上りたいと思います」
受験勉強のため高校総体を最後で競技を離れると決めていた喜久里。しかし、今大会を終えて心境に変化が。
喜久里選手「このままじゃ終われないですね」「このままじゃ終われないので(競技を)続けようかなと思います。勉強もがんばります!どっちも」
全国で8位に入るということはとても大変なことですし、喜久里さんの努力が実を結びましたね。
沖縄陸上競技協会によりますと今週、国体の代表選考会議を行うとしていて、来週にも県の代表が決まるということで、喜久里さんが県代表として戦う姿もみたいですね。大学に進学をして陸上競技を続けるということですので、今後の活躍を期待します。