沖縄のおとなり台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。
今回は、暑いこの季節に欠かせない冷たい食べ物に、驚きの伝統行事の話題をお伝えします。
灰色の煙が勢いよく立ちのぼり、一瞬にしてあたりは火事のよう!?一体これは??
実はこちら、嘉義県にある奉天宮(ほうてんぐう)、恒例の伝統行事なんです。虎爺(ふーいぇ)と呼ばれる動物の姿をした道教の神の誕生を祝うため、大好物の爆竹を燃やして喜ばせるこの行事。
街のあちらこちらで爆竹が鳴り賑やかですがそれにしてもこの煙の量、大変ではないですか?
店主「慣れちゃえばいいんですよ。爆音を聞き慣れないなら驚いちゃうけど、でも慣れちゃったから何も感じないよ」
地元の人はもう慣れっこですが、煙や騒音が問題視されるようになりました。
そこで、爆竹の使用量が定められ、時間帯も午後のみに限定、飛び散った破片を片付けて路上環境を整える、といったルールが設定されました。違反があった場合は罰金が科されます。
歴史ある伝統行事を守り続けていくため、これからは環境への配慮が必要になってくるのかもしれません。
暑い夏に欠かせないものといえば「かき氷」!
高雄市にあるこのお店では果肉を贅沢に乗せたマンゴーかき氷や、いちごシロップにナタデココを乗せたかき氷が人気です。
驚きなのは、その価格。マンゴーかき氷はおよそ240円、いちご味はおよそ190円!物価高騰が続くなか、安くておいしいと評判になっています。
お客さん「もう3度目の来店です」
お客さん(男の子)「ここのかき氷は他とは違って、バナナ味の氷を使ってるんです。食べるとその甘さが口に広がって、すごく美味しいです」
このお店は、若者たちであふれる学生街にあり30年以上愛されてきました。常連客によると、これまで一度も値上げをしたことがない店だといいます。
また、高雄市内の他のお店でも、台湾ぜんざい、トッピングてんこ盛りでなんと50円というびっくり価格!地元の人はもちろん、観光客からも人気です。
記者「今日はどこからきたんですか?」
お客さん「台北からです」
記者「台北で同じようなぜんざいを食べるといくらぐらいになりますか?」
お客さん「そうですね、大体30〜40元(140円〜190円)はすると思います」
台中から訪れたお客さん「すごく安いですよ」
記者「どれぐらい安いと感じますか?」
お客さん「台中よりもすごく安くて、なのに量がとても多いです」
夏休みを満喫する多くの若者たちが、激安かき氷で涼を感じていました。
暑さも和らぐ夜に楽しめる光の祭典が、台東県で開催されています。
テーマは「月の魅力」。思わず写真をとりたくなる大きな満月や、ぽつんとかわいらしい宇宙飛行士、太陽系をイメージした空間に、星空のトンネルも。
幻想的な光のアート空間で非日常の世界観を味わえます。
このイベントは9月末まで。台湾旅行に行く際は、夜のおさんぽにでかけてみては?