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仕事で給料をもらっている全ての人に適用される最低賃金についての話し合いがことしも始まっています。

去年は円安や世界情勢の変化による原油高や物価の高騰で政府を挙げて最低賃金を上げようという圧力が強まって全国平均の時給が1000円を超えるという大きなニュースがありました。

ただ、沖縄の去年の最低賃金は896円全国最下位は免れたものの時給1000円には程遠い現状です。その最低賃金の改正に向けて労働者と使用者が話し合う審議会の初回会合が1日、開かれました。

1日に行われたのは沖縄地方最低賃金審議会の第1会会合で、労働組合と経営者代表のほか、弁護士や大学教授などが出席しました。審議会は沖縄労働局の柴田局長から諮問を受け、8月上旬ごろ、最低賃金改定について答申する予定です。

柴田労働局長はあいさつで、「賃上げの流れを中小企業にも波及させるには最低賃金による底上げも必要」と述べました。

最終的にことしの最低賃金が確定するのは秋ごろになるという事です。