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「県民の思いを踏みにじるもの」だと池田副知事は述べました。2024年7月8日に、3ヵ月ぶりに強行された嘉手納基地上空でのパラシュート降下訓練を受け県は2024年7月9日に、国に抗議しました。

濱元晋一郎記者はきのう「午後7時28分、兵士が航空機から飛び出しました。民間地から殆ど離れていない嘉手納基地に向かい、降下していきます」と伝えました。

アメリカ空軍は、2024年7月8日、嘉手納基地上空で、2024年4月以来となるパラシュート降下訓練を強行。県は、2024年7月8日までに訓練の中止を沖縄防衛局やアメリカ軍に求めていましたが、無視される形となりました。

池田副知事は「米軍人による性的暴行事件が相次いで発覚している中、7月8日にも訓練が実施されたことは県民の思いを踏みにじるものと言わざるを得ず、非常に遺憾であります」と述べました。

県は、外務省と沖縄防衛局を呼んで池田副知事が強行されたパラシュート降下訓練に抗議する文書を手渡しました。沖縄防衛局の伊藤晋哉局長は、滑走路の不具合を理由に伊江島補助飛行場での訓練が実施出来ないことに触れ「嘉手納基地での訓練は例外に該当する認識」とこれまで通りの説明を繰り返しました。

池田副知事は「そもそも伊江島補助飛行場はどこが整備を担当してたんだという思いもあります。米軍じゃないですか?自分たちの管理が行き届かなくて伊江島で(訓練)やりませんというのが例外的な場合に該当するとうのはちょっと納得がいかないです」と述べました。

池田副知事は、このように述べ、今後は、嘉手納基地で訓練を実施しないことなどを改めて要請しました。また、嘉手納基地に隣接する三連協会長の桑江沖縄市長は、「住民の安全と平穏な生活を守るという立場から容認できない」とコメントを出しました。

QABでは、アメリカ空軍に対して今回の訓練実施などについて質問をしていますが、軍からの回答はありません。