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「暴行事件が大きな問題となるなかでアメリカ軍の意識が低く強い憤りを感じる」と述べました。嘉手納町議会は2024年7月5日、アメリカ兵による相次ぐ性的暴行事件などに抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。
嘉手納町議会は7月5日、臨時会を開き意見書案と抗議決議案について審議しました。そのなかで2023年12月に発生した嘉手納基地所属の空軍兵による少女誘拐暴行事件や2024年5月の海兵隊員が女性に性的暴行を加えようとけがをさせた事件は、「人権を蹂躙する重大かつ悪質な犯罪」と指摘。
また、2024年7月4日那覇市内で面識のない20代の女性の胸を触ったとしてアメリカ海兵隊員の男が逮捕されたことも触れ當山均基地対策特別委員長は「アメリカ兵による一連の暴行事件が大きな問題となる中で米軍の意識が低く強い憤りを感じる」と述べました。
その上で、被害者へ謝罪などを行うことやアメリカ軍関係者の事件・事故を周辺自治体へ速やかに情報提供、事件・事故防止のための協力ワーキングチームを再開することなどをアメリカ軍や政府に求める抗議決議案などを全会一致で可決しました。
そのあと、基地対策特別委員会のメンバーは、沖縄防衛局を訪れ意見書などを沖縄防衛局長に直接、手渡しました。
福地義広副委員長は「こういう大きな事件について情報が隠されるということは言語道断であるとプライバシーの保護とか捜査の影響とかあるんでしょうけど、(情報を)公開する事を前提にしないと地域は納得できない」と述べました。
議会では、2024年7月8日の週には外務省沖縄事務所などにも要請することにしています。