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9月下旬、石垣島は無政府状態に置かれ、人々の心は荒れ果てていました。
八重山諸島の守備軍だった八重山旅団本部は停戦の詔書を受け、現地で徴集した地元の青年兵の招集を解除。その後、日本兵の招集も解除されました。
9月下旬、山奥に避難していた住民たちがそれぞれの村に戻り始めますが、行政機能は停止状態にあり、10月初めにアメリカ軍が上陸するまでの間は、まさに無政府状態に置かれました。
食糧不足は深刻で、他人の田畑から農作物の窃盗が相次ぎ、ケンカも絶えず人々の心は荒れ果てていました。
戦後の社会情勢が落ち着くのは、戦後4,5年先になるのです。