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アメリカ軍基地の従業員だった男性が不当に解雇されたとして国を訴えていた裁判の控訴審が21日、開かれ、裁判所側が和解を勧めその日で結審しました。

一審ではアメリカ軍キャンプフォスター内で自動車機械工として働いていた安里治さんが、職場の秩序を乱した協約違反を理由に解雇されたのは不当とする訴えが認められ、国側が控訴していました。

21日の福岡高裁那覇支部での初公判では、裁判長から安里さんの職場復帰を前提とした和解が勧められ、11月17日までに双方で検討することになり、裁判は結審しました。

安里さんは「この裁判は、現場復帰を求めての裁判なので、それは最低限の条件になります。」と期待を示しました。和解が成立しない場合、12月7日に判決が言い渡される予定です。