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県内を拠点に活動していたヤミ金グループ9人が逮捕・起訴された事件で、きょうメンバー1人の初公判が開かれ組織の実態がわかってきました。

起訴状などによりますと県内の20代から50代の男9人はヤミ金グループに所属し、法律で定められた上限のおよそ3倍から9倍の金利で金を貸し付けて、違法な利息を得ていた罪などに問われています。

きょうメンバーのひとりである高原啓輔被告(36)の裁判が開かれ、被告が起訴内容を認めました。一方検察官は冒頭陳述で、グループの実態について語りました。

現在海外にいるとみられる30代の男2人が組織のトップとされていて、逮捕・起訴されているなかでは平良大輝被告がナンバー3として他のメンバーを統括していたということです。

グループ内では全員が偽名で呼び合っていて、事務所に集まって貸し付けや取り立てなどをし、給与が支払われていました。営業マニュアルが共有され、課されたノルマが達成できなければペナルティがありました。

返済が滞った債務者の中には、取り立てを苦に命を絶った人もいたということです。

来月9日と11日には、他の8人のメンバーの裁判が行われます。