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14日午前の本島地方は各地で記録的な激しい雷雨に見舞われました。本島地方では雨雲の発達の程度によっては警報の地域が広がる可能性があり、気象台では引き続き厳重な警戒を呼び掛けています。

沖縄気象台によりますと、沖縄本島地方では梅雨前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、各地で記録的な激しい雷雨となりました。

那覇市では午前10時半までの1時間に94.5ミリの雨量を観測、6月としては観測史上最大となったほか、南風原町と糸満市付近では1時間雨量が110ミリに達する記録的短時間の大雨となりました。

この影響で、各地で道路が冠水する被害が相次ぎ、那覇空港では激しい雷のために離着陸や地上作業が出来なくなり、各航空会社でダイヤが乱れました。

また、那覇市のラーメン店では午前10時にスタッフが出勤してランチタイムの準備をしようとしたところ、10センチほど浸水していて、6年ほど営業していますが浸水の被害は初めてだということです。15日以降の営業再開の目途はたたず、かき入れ時の週末に店を閉めなければならない現状に肩を落とします。

店舗のスタッフ「かなりひどい状況でした、水がたまっちゃってました」「とても営業できる状態じゃない」

これまでの大雨により、本島中南部北部に土砂災害警戒情報、南部に記録的短時間大雨情報が継続している市町村があります。

気象台によりますと、16日にかけても沖縄本島地方では警報級の大雨となる可能性があり、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には建物の中に移動するなど、身の安全の確保に努めるよう呼びかけています。