※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
基地建設に向けた国の環境調査が進んでいる名護市辺野古の海で、中城海上保安部は8日、警戒用のボートをアメリカ軍キャンプシュワブから出港させていたことがわかりました。8日、午前9時ごろ中城海上保安部のゴムボート4隻がキャンプシュワブ内の浜から出港し、周辺海域の警備に当たっていました。
沿岸の警備を任務とする海上保安部がアメリカ軍基地の一部を拠点とするのは前代未聞だと山内徳信参議院議員が8日午後、海上保安庁に説明を求めたところ、保安庁はアメリカ軍基地の使用許可の手続きを省庁間で進めていたことを認め法的には問題ないという認識を示しました。
これに対して山内議員は、「基地建設作業を急ぎたい防衛省が反対運動をけん制するために海上保安庁の力を借りる形になると海上保安庁の任務を完全に逸脱することになる」と述べ、アメリカ軍基地を使用しないよう申し入れました。