続いては、ソフトテニスの話題です。
先日、浦添市で県内の専門学校が主催する練習会が開かれ、高校生100人以上が参加しました。今回、選手をサポートした理学療法士を目指すある専門学生は、自身の経験をもとに、長い選手生命を過ごしてほしいという思いがあるということです。
室内練習場に響きわたる活気のある声。浦添市の「ANA(エー・エヌ・エー)SPORTS PARK 浦添」で開かれたソフトテニスの強化練習会。県内の大会で、優勝を経験した選手らがコーチとなり、県内の高校でプレーをする100人以上の選手が参加。
来月のインターハイ予選を控えている選手たちにとって県内トップ選手の指導を受けさらにレベルアップできる機会に刺激を受けている様子でした。
那覇西高校3年生 細川大峨選手「トップレベルでやっている人たちのテニスの考え方とか技術を学べたのでとても良い機会です」
向陽高校3年生 玉那覇ゆりあ選手「(いつもと)違う視点からアドバイスをもらえたのでうれしかったです。」
今回の練習会は、柔道整復師や理学療法士などをを養成する専門学校の「沖縄統合医療学院」が主催していて、専門学校の講師によるウォーミングアップやフィジカルケアなどの講習会も行われました。
そして、会場に設置されたトレーナブースでは、学生が練習会でコートに入らない選手たちを対象に、テーピングなどを実践しました。
自ら、お手本を示しながら生徒たちに楽しそうに体の動かし方を教えているのは、病気やけがで身体に障害のある人にリハビリテーションを行う専門職を目指している名嘉祈星(なか・きらり)さんです。
沖縄統合医療学院2年 名嘉祈星さん「(選手たちは)最後の大会があるのでけがなく自分が一生懸命できるプレーができたら良いなと思う」
名嘉(なか)さんが理学療法士を目指すようになったのは高校2年生の時に学校で足に障害のある人の話を聞いたのがきっかけでした。
沖縄統合医療学院2年 名嘉祈星さん 「この方は毎日のリハビリを通して日常生活を送っていると聞いて私もサポートがしたい」
名嘉(なか)さんは高校まで、バドミントンに打ち込んできましたが、自身もすねの痛みに悩まされていました。その経験から、リハビリなどのサポートをしたいと強く思うようになった名嘉(なか)さんは、実際に、相手の状況や心情をくみ取り、その時に応じた声掛けができるよう心がけていると話します。
沖縄統合医療学院2年 名嘉祈星さん「この子たちの状態に合わせながら話しかけるように、やっぱりけがが多いなという状況の子には柔軟的に個人的に声かけて「ここ意識してね」とか声掛けしている」
スポーツ大会や多くのイベントに積極的に参加し経験を積んでいる名嘉さん。来年2月に国家試験が控えていて、憧れの夢に近づくべく努力を重ねています。
沖縄統合医療学院2年 名嘉祈星さん「希望とか目標が途絶えてしまうと自分は考えるのでそういう人たちの希望やニーズをくみ取ってあげられるような理学療法士になりたい」
ソフトテニスのインターハイ県予選は、来月1日(土)から始まります。以上、スポーツでした。