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8月、那覇市で発生したアメリカ兵の住居侵入や強制わいせつ致傷事件など相次ぐアメリカ軍がらみの事件に対し、県議会は1日、軍人の綱紀粛正を求める意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。

1日の臨時議会は先月4日、アメリカ海兵隊員が那覇市の住宅に侵入し女性にわいせつな行為をした事件と8日に空軍兵が起こした住居侵入事件を受けて開かれました。

軍関係特別委員会の渡嘉敷喜代子委員長は「女性に対する強制わいせつは、肉体的・精神的な苦痛を与えるだけではなく、人間としての尊厳を蹂躙する極めて悪質な犯罪である。また、住居への侵入は最も安全であるべき場所を侵すもので、到底許されるものではない」と抗議文を読み上げました。

県議会は全会一致で被害者への謝罪と補償、また軍人・軍属の綱紀粛正と人権教育の見直しを求める意見書と抗議決議を可決。軍特委のメンバーは2日、四軍調整官事務所やアメリカ総領事館を訪ね直接抗議します。