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南城市長にセクハラ行為を受けたと訴えた女性が、市長などを相手に損害賠償を求める裁判を起こしています。

女性の代理人が2024年5月9日会見を開き、「被害者への攻撃があまりにも目に余る」として、市長への賠償金の増額など、追加で検討をしていることを明らかにしました。

原告代理人の加藤裕弁護士は「一番大きな問題は、この被害の訴えに対して市長の側が真摯にこの訴えをどう受け止めて、どう対応するか姿勢が見られていない、見られていないどころかむしろ被害を訴える方を攻撃するようなことをされているいうのがあまりにも目に余る」と述べました。

この問題は、2022年12月南城市の古謝景春市長の公用車を運転していた女性が、市長から性的な発言や胸を触られたなどのセクハラ被害を受けたとして、2024年2月、市長や市に損害賠償を求める裁判を起こしました。

会見で原告代理人の加藤弁護士が、「市長自らがSNSや市議会などで被害者を非難し、被害者の属性に関わる個人情報を明らかにしバッシングをしている」と指摘。

そのうえで古謝市長が、「女性は自分に悪意があり、訴えてを起こしているような印象をあたえる発言を繰り返している」と批判し、女性に新たな被害をもたらしたとされる投稿したSNSの削除や賠償金を増額などを、裁判で市長に追加して求める検討をしてことを明らかにしました。

また、原告代理人によりますと市長が主張する「女性に政治的な意図がある」という内容について女性は、「本当にセクハラ被害を訴えているだけ」と述べたということです。

この裁判は、2024年5月16日に那覇地方裁判所で第1回口頭弁論が開かれます。