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将来的な道州制を見据え、議論を積み重ねている沖縄道州制懇話会は仲井真知事に対し、沖縄は単独州が望ましいとする第一次提言を行いました。
県庁に仲井真知事を訪ねた懇話会の仲地博座長は、沖縄が九州と一緒になっても新幹線や九州高速道路の整備などのメリットは受けられず、逆に観光面での競合や歴史的・文化的な沖縄固有の財産が失われる可能性があると指摘しました。その上で、島嶼県の特長を生かすためにも、関税や出入国管理など国の権限委譲を受ける特例型の単独州を目指すべきだと強調しました。
この提言に対して仲井真知事は「提言を参考に沖縄の姿かたちを考えていきたい」と述べました。
道州制導入について国の議論では、沖縄の単独州に難色を示す意見もあり、仲地座長はもっと県民世論を高めて、早めに沖縄の考えを国に示す必要があると話していました。懇話会では1年後(2009年5月)をめどに最終提言を行う予定です。