サッカーJ3のFC琉球が先週ルヴァンカップの2回戦を戦い、ガンバ大阪に大金星を挙げました。
ルヴァンカップ2回戦に進んだ、FC琉球。公式戦で初めてJ1のチームを沖縄に迎え、合わせて平日では過去最多5,406人のサポーターが集まりました。
FC琉球サポーター「なかなかJ1のチームを見ることがないと思うので楽しみです。付き添いで一緒に来ました。せっかく良い機会なので楽しみたいです」「頑張れFC琉球!」
小雨が降る中、J1、6位のガンバ大阪と戦う2回戦。J3、6位のFC琉球が挑みました。積極的に相手ゴールに迫るFC琉球。しかし、決定的なチャンスを作れず、このまま0-0で折り返すかに見えた前半43分、短くパスをつないで、最後は富所悠!ガンバ大阪からなんと先制点をたたき出し、1-0でリードして前半を折り返します。
後半は、追いかけるガンバ大阪の猛攻。後半4分、ディフェンスでボールを取られると、ガンバ大阪の鈴木徳真にシュートを決められ、あっという間に同点に追いつかれます。
それでも、決して引かないFC琉球のディフェンス。固い守備から攻撃につなげ、後半31分、岩渕良太からワンタッチで前線へ。相手に走り勝ってボールをもらったのは白井陽斗。
J3で得点ランキングトップのストライカーが、古巣への恩返しとなるゴールで、ついに勝ち越しに成功します。
そして、決死のディフェンスでリードを守り切り、ガンバ大阪を相手に大金星。5406人のサポーターが見守る中、FC琉球がJ1チームを撃破しました。
FC琉球 白井陽斗選手「本当にガンバ大阪にお世話になったので過去の良い思い出とか辛かったこととかを鮮明に思い出した。忘れられない一日ですね」
FC琉球 藤春廣輝選手「まさか勝てるとも思っていなかったし、勝った瞬間泣きそうなくらいうれしかった」
FC琉球 金鍾成監督「自分たちの形で真っ向勝負をしていこうと、それを選手たちが十分に発揮してくれた」
FC琉球サポーター「勝ちたいなと思っていたけど試合終了のホイッスルが鳴った時に理解するのに時間がかかるくらい逆にうれしかった!信じるしかないのでそれだけです」
沖縄のサッカー界に新たな歴史を作ったFC琉球。リーグ戦を挟み、3回戦は来月22日にホームでJ1、2位のセレッソ大阪を迎えます。