※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

担当者は「初めて」と話していました。沖縄市で4月22日夜、珍しい「落とし物」が見つかり、その後、無事に持ち主のもとに戻りました。

濱元晋一郎記者は「落とし物が発見されたのは閑静な住宅街の道路です、ノロノロ歩いていたということです」と伝えました。

落とし物は、4月22日午前1時ごろ沖縄市八重島町の市道で食品配達をしていた男性に発見されました。

「カメが歩いている、でかい」現場で見つかったのが大きな岩?ではなくカメでした。

沖縄警察署・新垣真会計課長は「正直びっくりしました。二十数年(警察職員)をやっていますけど、私自身は(カメの落し物は)初めてですね」と話しました。

見つかったカメは、体長50センチ・体重21キロのケヅメリクガメで、通報を受けて駆け付けた警察官が保護、日中は会計課の職員が、夜は当直勤務の警察官が、24時間体制で見守ったといいます。

沖縄警察署・新垣真会計課長は「野菜をあげたり、リクガメを飼っている職員からエサをもらってあげたりしている」と話しました。

4月23日の朝、新聞を見て保護されているのを気づいた飼い主が午前11時ごろ署を訪れ、カメは、無事に帰ることができました。飼い主が、寝ている間に小屋を壊して逃げ出していたということです。体が大きく重いため、移動するためのケージに入れるのも一苦労です。

沖縄警察署・新垣真会計課長は「ほっとしているというのが一番、飼い主に返せたので、どういった動物でもそうなんですけどしっかりと面倒を見て逃げ出さないようにしてほしいと思う」と話しました。

県警が、これまでに保護した「生き物」には、犬・猫・インコのほか、馬もいたといいます。警察は、今後もペットが、持ち主や飼い主の元に戻るよう務めるとしています。