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木原防衛大臣はきのう夕方、会見を開き、うるま市石川の自衛隊訓練場計画について、「住民生活との調和は不可能」として、断念を表明しました。
木原防衛大臣「住民生活と調和しながら訓練所要等を十分に満たすことは不可能であると判断したことから、うるま市における訓練場の整備計画を取りやめることとし」「防衛省としては、まず何をおいてもうるま市はじめ地元の皆様方にお詫びを申し上げます」
防衛省は那覇駐屯地の陸上自衛隊第15旅団の師団への増強に伴って、うるま市石川のゴルフ場跡地に訓練場を新たに造る計画を立てていましたが木原大臣はきのうの会見で、断念を正式に表明しました。
計画には周辺地域の住民のほか、うるま市や県、県議会などが反対を表明していました。
会見で木原大臣は、「地元の状況の把握・分析・検討が不十分だった」とした一方で、15旅団の師団化に伴う訓練のあり方を再検討する考えを示しました。防衛省は沖縄本島内の別の場所で、訓練場の設置を模索する見通しです。
玉城知事「今回の計画は計画ありきのずさんなもの。このような方法であれば県内のどの場所でも県民の賛意を得るのは難しいのでは」
玉城知事はさきほどの会見で自衛隊施設の設置は米軍基地負担軽減と併せて検討するよう改めて政府に求めました。